素敵な家には、「すてきな暮らし」がありました。
ジューテックホームは、どこで知りましたか?
オーダー家具屋さんからの紹介です。
もともと北欧の家具が大好きで、都内の北欧家具店はほとんど網羅するほど見てきました。そんな家具屋巡りの中で出会った”北欧建築家の住宅作品集”から、この家のコンセプトも決まりました。「こんな家を建てたい!」というイメージがはっきりしてからは、その希望を叶えてくれる住宅メーカーをいろいろと探しはじめました。大手ハウスメーカー数社にも相談しましたが、納得が行かず悩んでいたところ「それならぴったりの住宅メーカーがある。」と紹介されたのが、ジューテックホームだったのです。実際にお会いしてみて、細かな要望にも耳を傾けてくれたことで、夢が現実に近づいていくのを感じました。
ジューテックホームに依頼した決め手は何でしたか?
自分たちのイメージを、全て形にしてくれるという安心感です。
営業担当の方、設計士の方、インテリアコーディネーターの方それぞれが、私たちと同じ目線、同じ感性を持って「家づくり」に携わってくださいました。北欧家具、それも決まったデザイナーの特定の椅子で「この家具が映える空間づくり」というオーダーにもしっかりと応えてくれたり、平屋でこだわった「ロの字型の中庭」の配置に工夫をしてくれたり、床材や内壁のデザインなど、打ち合わせを重ねる度に良いプランが提案されました。
もちろん、住宅の居住性能にもこだわりたかったので、ジューテックホームの高気密・高断熱性能と資材調達力も大きな魅力のひとつでした。
住み心地はいかがですか?
広々として落ち着いたこの空間に、とても満足しています。
外観はシンプルな「平屋」づくりですが、一歩中に入るとミッドセンチュリーの北欧家具が配置されたリビング、空間に合わせたオーダーキッチン、和テイストを採り入れた中庭が見事に調和しています。一見少なそうに見える照明も程よく空間を照らしていて、全てがベストなバランスを保っています。
特徴のある大判のタイルの床は、夏はひんやり冬は暖かな「フロア全面の蓄熱式温水床暖房」、そしてオール電化住宅で安全で快適な住まいにとても満足しています。部屋にモノを出しておくことが好きではないので、希望通りのサイズで設計してもらった収納スペースがとても役に立っていますし、階段で上がれる広い小屋裏収納があるのもとても便利です。
お住まいで気に入っているところは?
なんと言っても「リビングルーム」です。
お気に入りの北欧デザイナーのソファーに腰掛けて、ワインを飲みながら、壁いっぱいに映し出されるプロジェクターからの映像を観る。これはもう至福のひと時です。昼間は囲まれた中庭がアクセントになり、夕方になると高窓から沈んでいく太陽の光が差し込んできます。夜はお気に入りの照明で大人の空間にと、部屋が様々な表情を見せてくれます。夫婦2人にとって十分な広さですし、ワンフロアで過ごせる「平屋」というのも気に入っています。また「寝室→ウォークインクローゼット→アメニティルーム」の生活動線も、無駄がなく使いやすく気に入っています。
現在の家に住んだことで、暮らしにどんな変化がありましたか?
もともと家具好きでしたが、以前マンション暮らしだった時は、アジアンテイストの家具で統一していました。北欧家具に夢中になって探し、選りすぐった家具のある暮らしを始めて、とても奥の深い北欧デザインの世界がもっと好きになりました。海と山、自然に囲まれた立地条件なので、朝は漁港や市場で買い物、午後はゆったりと自宅で過ごすといった様に、インドアとアウトドアのメリハリのある暮らし方を今は楽しめるようになりました。
これから家を建てる方に参考になるメッセージをお願いします
最初に家を建てようと思った時は、総合住宅展示場に行きました。いくつもモデルハウスは見学しましたが、正直言って「どれが?いいのかわからない」「どれもピンとこない」といった感じでした。イメージが湧いてきたのは、好きな家具探しの最中に、北欧の住宅写真集に出会ってからなので、やはり「好きなもの」をはっきりさせて、そこにこだわってみることがヒントになるのではないでしょうか。
イメージができたら、次に「こうしたい」をひとつひとつ具体的にして、それを実現してくれる会社をみつけること。時間はかかっても、自分たちの話を聴いてくれる、とことん付き合ってくれる「住まいのパートナー」と出会うことが、「満足できる家づくりの鍵」だと思います。
建築家より
はじめに写真集を見せられたときには、難しい注文だと思いましたが、平屋で中庭のあるデザインは私の好きなスタイルだったので、ワクワクしながら取り組みました。その後、イメージスケッチを見せていただいたり、家具探しに同行したり、打ち合わせを重ねるうちに、施主様の考えがわかってきました。
持ち込まれる家具が決まっていて、そこから空間を創造するというのは、住宅の分野では珍しいことですが、かえってインスピレーションを得られやすかったように感じています。苦労したのは「揃っているのはイヤです」と繰り返し言われたことです。あらゆる部分で、デザイン上は不揃いに見えて、建築上は緻密に仕上げるための”下ごしらえ”が求められましたが、やりがいのある設計でした。
大きな小屋裏収納も設けたものの、当初は一般的な住宅に比べて収納が少ないのではないか?と心配しましたが、入居後の生活を拝見させていただいて、おふたりのシンプルなライフスタイルにマッチしていること、こういう暮らし方があることを理解しました。
そして何より、この空間を愉しんでいただけていることを、大変嬉しく思います。
一級建築士事務所エスアーキテクツ
坂下兼三