【2025年最新】エアコンの選び方|高断熱住宅におすすめの省エネモデルは?プロが解説

本格的な夏を前に、エアコンの購入や買い替えをご検討の方も多いのではないでしょうか。

近年のエアコンは、ただ部屋を涼しくするだけでなく、省エネ性能や快適性を飛躍的に向上させる様々な機能が搭載されています。

私たちジューテックホームは、東京都と神奈川県を中心に、高性能・省エネな注文住宅・リフォームを手掛けております。

高性能な住まいづくりで培った知識と経験を活かし、

今回の特集では、後悔しないエアコン選びのポイントを詳しく解説していきます。

特に、気密性・断熱性の高い住宅では、一般的な住宅と同じ考え方でエアコンを選ぶと「効きすぎて寒い」「電気代が思ったより高い」といった失敗につながることもあります。

この特集では、2025年の最新トレンドから、

専門的な視点に基づいた「高断熱住宅におけるエアコンの選び方」、

さらには主要メーカーのおすすめ最新モデルまで、詳しくご紹介します。

2025年 エアコン最新トレンド

現在のエアコン市場では、主に以下の5つのトレンドが進化の主流となっています。

  • 【省エネ】さらなる効率化と新基準への対応                                                                                  22027年度から家庭用エアコンに適用される省エネ基準が改正され、より厳しいものになります 。                                                 具体的には、年間のエネルギー消費効率(APF)を、現在の基準よりも最大で34.7%向上させることが求められるなど、各メーカーには高い技術革新が必要です 。新しい基準を満たしていないエアコンは販売できなくなる可能性があります 。その結果、市場に並ぶのは高性能なエアコンが中心になるかもしれません 。一方で、こうした高性能化はエアコン本体の価格上昇につながる可能性も指摘されています 。

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オレンジ色の省エネ基準未達成のエアコンは2027年以降生産されなくなります。

 

  • 【AI】「おまかせ」で実現する究極の快適・省エネ                                                                         もはや最上位モデルには必須の機能となったAI。                                                                        搭載されたセンサーが、部屋にいる人の位置や人数、間取り、日当たり、さらには壁や床の温度まで検知します。これらの情報を基に、一人ひとりが快適に感じる最適な風量や風向をAIが自動で判断し、無駄のない運転を実現します。

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画像出典:https://www.ac.daikin.co.jp/roomaircon/products/a_series/kinou/kaiteki

 

  • 【デザイン】インテリアに溶け込むエアコン                                                                         リビングの主役にもなりうるエアコンは、機能だけでなくデザイン性も重視されるようになりました。                                               インテリアに調和するマットな質感や多彩なカラーバリエーション、圧迫感のない薄型モデルなど、空間デザインに合わせて選べる製品が増えています。

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画像出典:https://panasonic.jp/housing-aircon/23ELseries.html

 

 

高断熱住宅におけるエアコンの選び方

ジューテックホームが手掛けるような高気密・高断熱住宅では、一般的な住宅とは熱の逃げ方(夏の熱の入り方)が全く異なります。

そのため、エアコン選びには専門的な視点が不可欠です。

 

ポイント1:「畳数の目安」は参考程度に

エアコンのカタログに必ず記載されている「6畳用」「14畳用」といった「畳数の目安」は、1964年に定められた断熱性の低い住宅を基準にしています。

高断熱住宅は魔法瓶のように外気の影響を受けにくく、少ないエネルギーで室温を維持できます。

そのため、一般的な畳数の目安で選んでしまうと、能力が高すぎる「オーバースペック」となり、以下のような問題が生じます。

  • 購入価格が高い: 必要以上に能力の高い機種は、本体価格も高価です。
  • 電気代の無駄: 能力が高すぎると、室内機はすぐに設定温度に到達してしまい、運転と停止を頻繁に繰り返す「短時間サイクル運転」に陥りがちです。                          これは最も電力を消費する運転方法であり、かえって電気代が高くなる原因となります。
  • 不快な温度変化: 運転・停止の繰り返しは、室温の微妙な変化を生み、快適性を損なうことにも繋がります。

ポイント2:快適性の鍵を握る「再熱除湿」機能

高断熱住宅の夏場の快適性を左右するのが**「除湿」です。                                                                     高断熱住宅は室温が下がりにくいため、一般的な「弱冷房除湿」では、湿度を下げる前に室温が下がりすぎてしまい「ジメジメするのに肌寒い」という不快な状況になりがちです。そこでおすすめなのが「再熱除湿」方式です。

  • 再熱除湿とは?: 湿気を含んだ空気を一度冷やして除湿し、その後に冷たくなった空気をちょうど良い温度まで暖め直してから室内に戻す方式です。                                        室温をキープしたまま湿度だけを効率的に下げることができるため、高断熱住宅の快適な夏に欠かせない機能と言えます。
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画像出典:https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/kirigamine/function/cooling/

 

2025年 最新おすすめエアコンモデル

上記のトレンドと選び方を踏まえ、主要メーカーの最新フラッグシップモデルをご紹介します。                                                    高断熱住宅で快適な「再熱除湿」機能は、ここで紹介する全てのモデルに搭載されていますので、各社の個性豊かな機能にご注目ください。

 

ダイキン「うるさらX (Rシリーズ)」

「換気しながら冷暖房」を業界でリードしてきたダイキンの最上位モデルです。                                                           屋外の水分を利用して無給水で加湿できる唯一無二の「うるる加湿」や、室温を下げずに湿度をコントロールする快適な「さらら除湿(再熱除湿)」など、換気・加湿・除湿・AI快適自動の全てを網羅した“全部入り”のエアコンとして高い人気を誇ります。

パナソニック「エオリア (LXシリーズ)」

業界トップクラスの省エネ性能が魅力のシリーズです。最大の特徴は、カビや花粉、ウイルスなどを抑制する独自イオン「ナノイーX」。空気をキレイに保つ機能に定評があります。もちろん、換気機能や快適な再熱除湿機能も搭載し、省エネと清潔性を両立しています。

三菱電機「霧ヶ峰 (Zシリーズ)」

高度な赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.+」を搭載し、部屋にいる一人ひとりの体感温度はもちろん、住宅の断熱性能までを分析して最適な気流を届けます。きめ細やかな制御による省エネと、個々に合わせた快適性の両立で長年高い評価を得ています。

日立「白くまくん (Xシリーズ)」

エアコン内部の清潔性をとことん追求したモデルです。熱交換器や排水トレーを凍らせて一気に洗浄する「凍結洗浄」に加え、汚れが溜まりやすいファンのホコリまで自動で掃除する「ファンロボ」を搭載。見えない内部までクリーンに保ちたい方におすすめです。

富士通ゼネラル「ノクリア (Xシリーズ)」

独自の「ハイブリッド気流」が特徴で、冷たい風と常温の風という2種類の気流を同時に送り出します。これにより、冷房の冷たい風が直接体に当たる不快感をなくし、部屋全体を高原のような快適な涼しさで包み込みます。

まとめ

最新のエアコンは、省エネ性や快適性を高める機能が満載ですが、

その性能を最大限に引き出すには、お住まいの特性、特に高断熱住宅の場合はその性能を正しく理解し、最適な一台を選ぶことが何よりも重要です。

カタログの「畳数の目安」だけで判断せず、「再熱除湿」のような本当に必要な機能を見極めることが、後悔しないエアコン選びの鍵となります。

ご自宅に最適なエアコン選びでご不明な点があれば、ぜひジューテックホームのような住まいのプロにご相談いただくことをお勧めします。

by 山下

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